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副業は自分探し!心に隠したピュアな願いを叶える人生を届けたい。

2023年12月26日

コミュニケーションのイラスト

パラレルキャリアとは、報酬の有無に関係なく「人生を豊かにするもう一つの活動」を本業と並行して取り組む活動のこと。
人はそれぞれのライフステージで自分の働き方の見直しを迫られることがある。
今日ご紹介する白鳥舞さんも出産という人生の大イベントでキャリアの見直しを余儀なくされた一人。
でも、だからこそ、自分らしい働き方や、自分の新しい能力を開発し、自分や家族にとって一番幸せになる働き方と見つけ、今、パラレルキャリアを楽しまれている。

「副業こそ自分探しに最適である」

といわれる白鳥さんのお話から、働くことと自分らしく生きることを一致させていく方法を発見していきましょう。

お名前:白鳥舞さん
キャリア:正社員→転職→正社員と副業(パラレルキャリア)
副業:Iクリエイト
https://mymaimarimo0123.wixsite.com/i-create

副業のきっかけは出産後の鬱になったことだった。
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ー白鳥さん、今日はお話よろしくお願いします。白鳥さんは副業ができる会社で正社員と副業のパラレルキャリアで人生の充実度をあげていると伺いました。そして副業を始めるきっかけが前職の会社員時代に鬱を経験されたとのこと、まずはその経緯からお聞かせください。

はい。ありがとうございます。

今は、人材系の会社ですが、前職は飲料メーカーでマーケティングの仕事をしていました。そこでは、商品開発をしていたのですが、産休から復帰した時に、仕事、子育て、家庭の両立ができず、鬱になってしまったんです。謝ってるばっかりの毎日で自己否定のどん底だったんですね。

ーそれは大変でしたね、謝ってるばっかりの毎日とはどんな感じだったのでしょうか?

子供の熱が出たら休まざるを得ない、どんどんと仕事にはついていけなくなる、それで周りに迷惑をかけてしまう。また、保育園ではお迎えが遅いママになり先生に謝る。家庭では夫は協力的でしたが、彼はこんなに頑張って家事・育児・仕事を両立しているのに、私はこなせていない、ともう全てが自分へのマイナス評価となっていきました。

ーその環境での子育てとの両立は壮絶ですね。ところが、白鳥さんは、鬱をきっかけにご自身が心からやりたいこと、オリジナルサービスを考案されて、それを仕事にするようになったのですね。

そうなんです。本当に自己否定ばかりして鬱状態のプロセスがあったらこそのオリジナルのサービスなんです。前職で働きながら、副業のきっかけとなるサービスを無償で提供し始め、その後、副業が許可されている今の会社に転職し、今は、副業にさらに力を注いでいます。

職場で学んだことがそのまま副業のサービスに

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ーそれでは、今、副業でされている、どん底で鬱状態だったからこその白鳥さんオリジナルサービスはどんな風に見つけていかれたのでしょうか?

はい、前職のマーケティングの仕事そのものが活かされました。マーケティングでは、ある飲み物の売上が下がっている時に「この飲み物はどういう人になら幸せを感じてもらえるんだろう」とか、「その人にこの飲み物を届けるとしたら、どういうパッケージにして、どう見せたらこ飲み物の良さが引き出されるんだろう」と、毎日、毎日、飲み物とそれを欲しいと思う人のことを考え続けるんです。私は本当に仕事が大好きだったから、没頭して突き詰めていたわけなんです。

そして、出産後、落ち込んでいた時、「私、こんなに飲み物のことばかり考えてるけど、自分にもこれをしてあげた方がいいんじゃない」と、ふと思ったんですよね。

飲み物と同じように、自分のことを客観的に分析しようと、自分の特徴をひとつひとつ書き出してみたんです。

自己卑下と劣等感に苛まれていた私だったのですが、少しずつ「私と一緒にいていいって思う人はきっと世の中にいるはずだ」と元気になっていったんですよ。

マーケティングって客観的にいろんな方向から商品をとらえて、商品の強みや弱みを分析します。そして欲しいと感じている人のために良さを最大限引き出すことをしていくのですが、それを自分自身にしてあげたんです。

そして、元気になって鬱から復活したとき、私と同じようにマイナス面にどっぷりはまっているママたちに、自分のことをいい悪いの価値判断をせずに、その人のありのままの魅力を引き出したいって自然に思えていったんです。

ーなるほど。それが白鳥さんオリジナルサービスとなって、今の副業メニューになっていたんですね。

そうなんです。SNSで無料のコミュニティを作って盛り上がり、対面のイベントをやろうとなり、さらには、もっとじっくり話を聞いてほしいっていう人には個別でセッションするという風に段階的に進んでいきました。

ー最初は無料提供だったものを有料にしていったのはどんな経緯でしたか?

最初はお金を頂くなんて思ってもいなくて、ただただ夢中になって活動していました。対面のイベントや個別セッションとなっていった時に、子供をベビーシッターに預ける必要性が出てきて、ベビーシッター代をいただいてサービスを提供するという価値の交換でお互いのニーズを埋めていきました。

ーなるほど、本当にご自身の想いありきで、それが周りのニーズに後押しされ自然に展開していかれたんですね。最初から気負ってやることもできますが、白鳥さんのような想いから始まりそれが副業になっていく、そんなやり方もあっていいんだと思えます。

副業は最適な自分探し

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ー白鳥さんは、その後、飲料メーカーから副業が許可されている人材系の会社に転職されて今に至るわけなのですが、転職時はどんな心境の変化があったのでしょうか?

そうですね、副業の方は、本当にワクワクして、ちょっとした隙間時間もそれに充てるという毎日で、鬱がふっとび、とても充実していきました。そして、マーケティングの仕事も好きでしたが、人の人生をもっとサポートしたいなという気持ちが大きくなり、人材系の会社に転職しようと決めたんです。

また、前職ではママであることがネックになるように感じていましたが、新しい職場では成果を出しているママ社員や女性の管理職も多く、自分の中にあった仕事観や「こうあるべき」というスタイルが自然と変わっていきました。

ーこのお話を伺うとどの会社がいいとか悪いとかではなくて、自分のライフステージによって自分を活かせる職場を自分が選んでいくというのが一番幸せな働き方に繋がるのだなと感じました。その中でも、自分が何をやりたいか?が明確であればある程、それを満たせる環境を手に入れやすいですよね。白鳥さんの例がその成功例のような気がします。

そして、今、新しくチャレンジしたいことがおありのようですがそれを伺ってもいいでしょうか?

はい、今後、副業を本業にして本格的な起業を検討しています。

ーなるほど、勇気のいるチャレンジですが、どんな理由からそう思われたましたか?

今は、正社員でいながらも副業も堂々とできるという恵まれた環境にいますが、いつも「時間がない」という悩みが尽きないのも正直なところです。子供との時間を十分にもてていない感覚も絶えずあります。

それと一番の大きな気持ちの変化は、数か月前に大きな病気の疑いがあって、結果は病気ではなかったのですが、その時に「時間って命そのものだ」とありありと感じたんです。

その時に「人生で本当にやりたいことって何?」と問うた時、副業の「人が自分らしい人生を生きるサポートをやりたい!」と瞬時に答えがでて、ここまで自分の心の声がはっきり聞こえているなら、その願望を叶えてあげたいと思い始めました。

ーなるほど。鬱や病に向きあうプロセスを経て、ご自身の命の声がはっきりと聞こえてきたということですね。では、最後に、これから副業を始めたい人に伝えたいメッセージはどんなことでしょうか?

そうですね。私は副業ほど「自分探し」に最適なものはないんじゃないかと思っています。

仕事は生活の土台なので、正直、自分の好きなことが最優先ではなくて、条件だったり安定性も大事な要素になってくると思います。副業は安定したお給料の中で「自分が一番したいことは何だろう」というのをストレートに問うてチャレンジできるものだと思います。

ーなるほど、副業を通して、自分が本当にしたいものは何か?を見つけていく自分探しになるんですね。副業に対する考え方はいろいろありますが、白鳥さんの実体験からのアドバイスが、これからやりたいことを見つけたい人への確かな勇気づけになることは間違いないですね。今日は素敵なお話をありがとうございました。

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「戦わないマーケティング」という電子書籍を書かれている白鳥舞さん。

競合他社に打ち勝つためにどう差別化を計り戦略をたてていくのか?というマーケティングは商品の販売には有効だけれど、一人一人の人生には必要ない。けれども、いつしか周りと比較し優劣をつけ自分自身を敗者にして傷つけてしまったっていた。

その挫折経験から独自のマーケティング視点を「人の人生に提供すること」を始められた。

それは一人一人、唯一無二の存在としての魅力があり、自分自身が必ず誰かの人生の役に立ち、お互いに癒しあい、勇気づけあうことができる。誰とも競わず、無理して好かれようと頑張ることもなく、一人一人そのままが素晴らしい、だからマーケティングは愛なんだ、を伝えたい。

「魂の使命を生きたいなら、余計なもの取り払って、そのピュアな願いを叶える人生にしてほしい」
と、生き方に迷う人たちに生きる方向を示す使命を生きておられる。

今後、ますます多様な働き方、生き方が容認されていく時代。

あなたが望むなら、唯一無二の自分らしさを見つけ、他と比較することのない人生を選択できる。
そして、それはどんな経験からでも、また、今、どんな経験をしていたとしても、それを発見して変えていける。
白鳥さんの生き方とキャリアからその希望を受け取りました。

 


「あなたの働くを考える」インタビューコラムでは、様々な職種、雇用形態、働き方の方にインタビューし、
その方のキャリア形成のプロセスに着目しながら、どんな動機やきっかけが人のキャリアを形作っていったのか?
そしてそれが人生にもたらしている影響はどんなものなのか?を伝えていきます。

そうすることで、読者の「働くこと」を考えるひとつのきっかけや刺激になることを目的としています。

あなたは、今なぜ、その仕事をしていますか?
今の仕事、働き方に満足していますか?
あなたがチャレンジしてみたいことはどんなことですか?

これからの「あなたの働く」をこの記事とともに一緒に描いてみましょう。