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歩く寺院!32歳でお坊さんになった経営者に聞く「自分の使命」の見つけ方。

2024年4月21日

コミュニケーションのイラスト

「これからの人生、どう生きて行くべきなのか?」
誰でも一度は、この問いによって歩みの先を見失う。

 

入社3年目は離職が最も増える時期、仕事にも慣れ余裕ができたところで次のステージを見据えるタイミングなのだ。

 

この時に新しい人との出会いと学びを積み重ね、その答えを自ら見つけ出した高橋さん。
その後、得度しお坊さんとなり、自分も悩んだ問い「この人生をどう生きるのか?」を、共に見つけ出すお手伝いをされている。

 

使命とは、命の使い方。

 

自分の使命は何か?
心から喜ぶ生き方とはどんなものか?

他の誰もが答えられない、自分の内側にしか見つけ出せない孤独な旅で「使命」をみつけた高橋さんのストーリーをご紹介します。

 

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お名前:高橋朋雅さん
キャリア:大学卒業→環境プラントメーカー7年勤務→起業

 

入社3年目、先行き不安から数々のセミナーを受講し模索する日々

ー高橋さん、今日はよろしくお願いします。
入社3年目頃に様々なセミナーを受講され学びを得て、最終的にジーニアスプログラムと出会い、今、それを教える講師をされています。まず、そもそも会社員時代に多種多様なセミナーを受講されていた理由から伺ってもいいでしょうか?

 

高橋:よろしくお願いいたします^^

 

そうですね。社会人になって3年経った頃「この先、自分は何をしたいのだろうか?」と考えるようになりました。
将来、年金だけでは足りないから副業しないといけないな、という考えから、副業の方法を学んだり資産形成セミナーを受講したりなど、本当にあらゆる学びを自分に与えていました。

 

ーそうなんですね。将来が見通せなくなったところから、その学びが始まっていたんですね。

 

高橋:そうです。最初は「副業しよう」から始まり「副業なら自分は何をすればいいのか?」と迷い、そして「どうせ副業するんだったら自分が心から喜ぶ仕事をしたいな」となりました。そして「将来は会社を辞めて独立したいな」と段階を踏んでいきました。
最後は、独立するなら「自分が人生で何をしたいのか?どう生きたいのか?使命が何なのか?」を知りたいと思っていたのがちょうどその頃でした。

 

ーなるほど、模索の日々だった訳ですね。その結果として、今、講師をされているジーニアスプログラムとの出会いまでの経緯も教えていただけますか?

 

高橋:使命を知りたかった僕は「使命を発見するコース」を受講しました。このプログラムは「自分の深い欲求を見つける、使命発見セミナー」で合宿に行ったりしたのですが、僕には使命が見つからないままだったんですよね。(笑)

 

内容は良かったと思うんですけども、自分にとってフィットしなかったということだと思います。そうこうしているうちに、ある方が「記憶力が上がるいいセミナーがあるよ」と紹介してくれて、それがこのジーニアスプログラムなんです。

 

ー使命が見つからなかったのは残念でしたね。そして、そこで留まらず前向きに別のセミナーに学びに挑戦されているのが素晴らしいです。

 

高橋:ありがとうございます。当時、いろんなセミナーを受けて、本も読んでいて「でも内容はほとんど覚えていない(笑)」というような状況だったんです。折角の学びが記憶に残らないのは勿体ない「記憶力UPのセミナーなら、これまでの全てを回収できる!」と思ったんです。

 

ーなんというか、合理的でナイスアイディアですね(笑)最終的にジーニアスプログラムで使命が見つかったのだから、全てはジーニアスプログラムに出会うために必要なお膳立てだったようにも思えますね。


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社会人時代の海外旅行にて

 

 

記憶力UPセミナーが記憶力のみならず人生も向上させた

 

ー実際にジーニアスプログラムを受講した体験はどのようなものでしたか?

 

高橋:「衝撃!」の一言です。まさか、こんなことがこんな短期間でできるのか!と本当に驚きました。自分への可能性を本当に感じられて「これはすごい」と思いました。

 

ーそれは興味をそそられる体験ですね。ジーニアスプログラムはどのような内容のワークショップなのでしょうか?

 

高橋:ジーニアスプログラムは記憶力を上げるというのが入口なのですが、そもそも脳の使い方を学ぶものです。脳の使い方を学ぶことは、自分の考え方を見つめなおすことになり、思考に変化を起こします。思考や考え方が変わると自己肯定感に影響し「自分はできるんだ」「自分はすごいんだ」と自分に対する考え方も変わります。また記憶力の向上や脳の使い方を学ぶ変化によって「自分の脳に自信がもてる」ようになります。

 

僕に起きた変化は、以前は人前で話すのが苦手だったのですが、今では堂々と話せるようになったっていうのはすごい大きな変化だと思います。

 

ーなるほど!その時の感動と衝撃でジーニアスプログラムを教える講師として独立しようと思われたわけですね。

 

高橋:そうです。その頃、たまたま勤めていた会社が事業売却されることになり辞めるならこのタイミングだろうと思いました。まだ将来やりたいことは決まっていはなかったのですが、ジーニアスプログラムで「自分は何でもできる!」と無限の可能性が拡がっていて未来を信じてやめる決意をしました。辞めると決めた数か月後に、ジーニアスプログラムの講師養成プログラムが新設されると聞いて「それならこれを教える仕事をして独立しよう!」と、新しい道が拓けていけました。

 

ーすごいですね。未来が全く定まらなかった状態からやりたい仕事への道が拓けて行ったんですね。紆余曲折ありながらも行動すれば必ず辿り着くんだと信じられますね。ご自身がやりたいこと、使命が見つかってよかったですね。

 

高橋:そうですね。僕は、ジーニアスプログラムを通して人が自分の可能性を信じられて人生が変わっていくお手伝いをするのがたまらなく嬉しいんですよ。セミナーで生徒さんがみるみるうちに表情が変わり、自分への自信を取り戻していく姿を見ているとなんともいえない幸せを感じます。ジーニアスプログラムを伝えることが自分の使命だ!という感覚ではなく、ジーニアスプログラムを教えることで人生の軸が定まった感覚です。この自分軸を持てたことがジーニアスプログラムを受けて一番よかったことかもしれません。

 

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ジーニアス・プログラムの講師養成コース受講時

 

 

 

 

 

32歳で仏道の門を叩きお坊さんになる!

 

ー高橋さんは、今年、仏道を学ばれ得度された状態になられたと聞きました。仏道を学ぶきっかけも教えていただけますか?

 

高橋:そうですね、ジーニアスプログラムの師匠小田全宏先生が東京の弘法寺の館長もされているんです。奥様も得度されていて「そろそろやったらどう?」という一言で自然な流れで始めました。

 

ージーニアスプログラムと仏道とはどんな関係性があるんでしょうか?

 

高橋:仏教はそもそも生き方、考え方の指南書です。自分の生き方を問うていくものなのですが、それは脳の使い方を教えることに似ています。

 

例えば、怒りがおさまらないという悩みがあって、それをコントールしていくには自分がどういう考えや考え方をしているかということになります。

 

仏道は、心をより幸せに柔らかく穏やかにするにはどうすればいいか、という古くからの叡智です。そして、ジーニアスプログラムは自分の生き方、考え方を脳の使い方を通して学び変える方法を教わります。

 

ーよくわかりました。お坊さんになられて日常感じている変化はどんなものですか?

 

高橋:そうですね。なぜか人からよく相談を受けるようになりました(笑)カウンセラーという感じではなく、普段の日常的会話から自然と相手が悩んでいることを打ち明けてくれたり、僕の方は、特に説法をするわけでもないのですが、学んだ観点を分かち合うことで、相手の心が軽くなっていかれます。

 

元々お寺は寺子屋という学びや地域の相談事を引き受ける場所だったようで今の時代にもそんな場所があればいいのにと思います。

 

ーお坊さんになると自然と人から相談されるようになったのですね。高橋さんご自身が寺院そのもののようですね!

 

高橋:そうなんですよ。お坊さんになったことで「歩く寺院」のように、いつでもどこでも誰かの心を解きほぐして苦しみを取り除く存在になりたいなと思います。

 

ー素敵ですね。最後に、今、同じように、これからどう生きたらいいのかと悩んでいる方へ「使命の見つけ方」について考えをお聞かせいただけますか?

 

高橋:そうですね。使命発見セミナーや他のセミナーを受けていた悩んでいた時期を振り返ると、答えが外から与えられるのを待っていたんだなと思います。「使命はこれだよ」と、どこかからか降ってくると思っていたんです。

でも、ジーニアスプログラムを学び、仏道を学んだ今、人には必ず使命があるとは思わなくてもいいだなと思います。逆に、日常生活からの学び、人の出会い、出来事の中で、自分の大切な生きる指針、自分軸が自然と見つかっていく、それが言葉を変えると使命と言えるのかなと思っています。

 

ーなるほど。素敵なお話をありがとうございました。

 

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自分は何のために産まれてきたのか?
与えられた命をどう使うのか?


使命は生きる指針であり、人によってはそれを渇望する時がある。
渇望が混沌や迷いを引き起こし、時には、葛藤に苦しむ。


けれども、それそのものが人の成長のプロセスであり、
どう生きたいのかという問いが、新たな出会いを惹きつけ、次の人生を展開させる。

どう生きたいかという問いは、命の最深欲求で、それを満たすことが魂の使命なのかもしれない。