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「夢を語り仲間と一緒に叶えていく」私にとって会社はそんな場所。

2024年2月25日

コミュニケーションのイラスト

終身雇用という概念がすっかり崩壊して正社員で働くことの価値が揺らいでいる現在。非正規雇用やパラレルキャリア、副業、起業など人生で輝ける場は仕事以外の場や時間で満たしてくという印象も否めない。でももし会社が心から自分を満たす場で会社が自分の夢や人生にチャレンジできる場であるとしたらどうだろう?

勤続20年、キャリアを積んで部長として活躍する光野瞳さんに働くことについて伺ってみました。

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お名前:株式会社 Relations 光野 瞳
キャリア:高校時代のアルバイト→正社員部長職
公式サイト:https://relations.group/


高3で一人暮らし!バイト料を家に入れ自立した高校時代。

ー光野さん、今日はよろしくお願いします。光野さんは、今、仕事と子育て、家庭を両立させ、会社では部長職に就くキャリアウーマンですが、「仕事」を始めたのは高校生からと伺いしました。

それが、単なる高校生のアルバイトというより、高3でアパートを借りて一人暮らしして自立していたことに驚きです。早速ですがそれに至った経緯から教えてください。

 

はい。よろしくお願いします。人には「高3で家出」と語っているのですが、「自立」という見方もあるのですね(笑)
実は、私が小学生の時、父が怪我をして働けなくなり、そこから塞ぎこんで、母がパートで切り盛りする環境だったんです。
それで高校生になったらすぐバイトを始めて、月10万円稼いで家計に入れていたんです。


ー高校生のアルバイトで月10万円、時給も安いですし、この金額はなかなかの高額ですね。


そうですね。ファミレスとお寿司屋さんの2つのアルバイトを掛け持ちしていました。
実際、仕事をするのは楽しかったです。少しずつ仕事を任せてもらったり、お寿司屋さんでは自分が準備したお寿司をお客様が買ってくださるのが嬉しくて、充実感を感じていました。

 

ーそうなんですね。働くことでご自身が成長していくのが嬉しかったのですね。そしてついに高3でマンションを借りて、就職のための車をローンで購入し、完全自立を果たされていますね。


そうなんです、実は、実家には門限があったりして意外に厳しくて「自立して自由になりたい!」という気持ちが強かったんです。高3の夏には就職が決まったので、友人の親に保証人になってもらい、アパートを借りて、車も買い一人暮らしを始めました!

 

社会人の理想と現実のギャップ!絶望を乗り越えられたのは友人のある言葉だった。

 

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ー高3で完全自立して精神的自由を手に入れた光野さんでしたが、社会人になってから数年間は落胆する現実を経験されたようですね。


そうなんです。正社員で働いても、生活費とローンの返済をしたら手元に現金1万円しか残らない、そんな現実を目の当たりにしました。
自由に使えるお金が全くない・・。正直、楽しみといえば、休みとお給料日だけの生活が始まったんです。
この現実を変えるために、土日は休みでお給料やボーナスが少しでもいいところ、という条件で仕事を探して4年間で数回転職しました。


ーなるほど。そこからどんな風にして生活を変えていかれたのですか?

 

「将来にたいする夢や希望みたいなものがないな・・」と思っていた時、友人の結婚式で高校時代の友達に再会したんです。

彼女はとてもキラキラ輝いていて、私にこう言ったんです。 


「自分に生まれてよかったっていう人生にできるのは自分次第だよ」って。 


そんなことを言える彼女に惹かれて、彼女が働くエステサロンに通い始めました。お客として通い、仕事の相談にのってもらううちに、彼女が私にまた言ってくれたんです。

 

「仕事って誰と働くか、どの環境に身を置くかが大事だよね。」と。

 

そんな彼女の言葉にまたまた触発され、彼女と同じエステサロンに転職しました。
その後、彼女と今の彼女の夫となる方が、エステサロン会社を興され、数年後、私もその会社で働くことになったのです。

ーなるほど、そこからその会社の創業メンバーとして貢献され、キャリアを積んでいかれたのですね。


仕事をして輝ける理由。

 

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ー光野さんは友人の会社に正社員として20年程勤務、現在、部長としてマネジメント業務をされています。その間、様々な危機的状態も乗り越えてこられたと聞きました。そんな光野さんからは「本当にお仕事が楽しい」というのが伝わってきます。世間は人手不足ですが企業の風土や価値観にあわないとか、色んな理由で離職率も高いと聞きます。

でも、光野さんからは一切にその正社員としての窮屈さが感じられない、それはどんな要素がそうさせているのでしょうか?


ありがとうございます。弊社は社員やスタッフの9割が女性なんです。そして会社の理念が「女性が自立し輝くこと」なんです。
そして、スタッフの多くは実は「元お客様」です。お客様がお店のファンになってくださり、そのままサロンで働き始めるという流れが多いんです。

 

ーそうなんですね!お客様が働きたくなるほどのお店、会社って本当に素敵ですね。お客様が憧れて働きたくなる環境をつくっておられる御社が大切にしている価値観や考え方を教えていただけますか?

 

はい。一言でいうと、弊社は、「人」をとても大切にしています。

お客様を大切にし、サービスに満足していただくことはもちろん、従業員も大切する会社だと思います。その証拠に人材教育がとても充実しています。お客様に最高のサービスを提供するための技術やおもてなし、心構え、などマインド面で「人として成長していける環境」が整っています。

 

ー人が育つには時間がかかる、つまり結果がでるのに時間がかかるため、企業は早く確実に結果がでる方に投資しがちですよね。しかも、離職する可能性があるので、人材教育に時間をかけるのは、本当に人を大切に思っている企業でないと中々できないと思います。

 

そうなんです。業界の多くが立地や広告費にお金をかけるのに比べて、弊社は人の教育に大きく投資して売上を上げている点が一般的な店舗との違いだと思います。

例えば、エステ業界で当たり前の、立地重視、大々的な広告キャンペーン、低価格で集客、当日即決の値引きで回数権購入を進める一般的なエステ業界がするような戦略を一切しません。


でも、立地が悪く、高価格で勝負できなさそうな条件でも、丁寧な口コミでファンを増やして売上をあげることもできています。

売上はお客様の喜びの量に正比例するので、無理やりローンを組ませたり、即決の値引きや、結果重視のマインドでスタッフに仕事をさせていくと、ストレスや心を痛めさせたり、疲労させることもあります。そうではなく、本当に誇らしく誠実な仕事をすることで、働く幸せと喜びを感じる、だから条件が悪くても、お客様に愛されて成果がでていくんです。

 

ーすごいですね。スタッフが幸せで、お客様の喜びが自分の喜びと一致すると、お客様がファンになる。そうすると売上も拡大し、またお客様がスタッフにもなって会社を支える、成功した人材教育はこんな好循環の流れを産み出すことができるのですね。まさに多くの企業が知りたい本当の極意だと思います。

 

そうなんです。弊社では、人を育て集客と売上をあげる極意をプログラムにしてサロン事業者の方にお伝えする事業もしています。

 

会社は自分の人生にチャレンジできる場所。

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ー改めて光野さんにお聞きしたいのですが、光野さんにとって「働く」とは、どんなことですか?


そうですね、いくつかありますが、人のお役に立つこと、人と人とのご縁を大切にできること、それに自分の器を広げることができることですね。
私にとって会社は、夢や目標、ビジョンを一緒に叶える仲間がいるところだったり、自分の人生にチャレンジできる場所だと思います。

 

ー素敵ですね。ちなみに、光野さんの人生でチャレンジしたいことはどんなことですか?

 

3つあるのですが、一つ目は、社員がイキイキと働いてと夢、目標に向かって頑張る環境と叶えるステージをつくり続けること、二つ目は、サロンオーナー様の夢を叶えるお客様に必要とされるサロンづくりのサポートすること、、最後は弊社は海外への事業展開を計画していますが、それを成功させることです。

 

ー人生でチャレンジしたいことが、会社の仕事そのものであり、仲間と一緒に大きな夢を描き、一緒に向かっていけるというのは最高ですね。素敵なお話をありがとうございました。

「誰と働くか、どの環境に身を置くかが大事」

 

職業を選ぶ上で、仕事の内容や条件を基準にすることは幸せな人生に欠かせない要素だと思うが、「誰と一緒にいるか」を基準に考えることもとても重要。 

それは「誰と」を考えた時、よくも悪くも、その人の価値観に影響を受けるから。
お互いがもつ価値観にお互い共感し触発しあって、共に成長していく。 

 

人生で過ごす時間の中で最も長い仕事の現場で、それが叶う、そんな「誰か」と出会えることは人生からの最高の贈り物。

 


「あなたの働くを考える」インタビューコラムでは、様々な職種、雇用形態、働き方の方にインタビューし、
その方のキャリア形成のプロセスに着目しながら、どんな動機やきっかけが人のキャリアを形作っていったのか?
そしてそれが人生にもたらしている影響はどんなものなのか?を伝えていきます。

そうすることで、読者の「働くこと」を考えるひとつのきっかけや刺激になることを目的としています。

あなたは、今なぜ、その仕事をしていますか?
今の仕事、働き方に満足していますか?
あなたがチャレンジしてみたいことはどんなことですか?

これからの「あなたの働く」をこの記事とともに一緒に描いてみましょう。